前記事のつづきです。
>>「生命保険では足りなかった教育費がかかる時期のリアル」
うちが教育費で苦しんでいる時に、同じく大学生をかかえた義妹(以下妹)の家計はフルスピードで崩壊に進んでいたようです。
生命保険と遺族年金、持ち家で家賃はかからないのになぜ?
義妹は30代半ばで夫に先立たれ、子どもは当時小学生(12才、9才)でした。
上の子はうちの長男と同じ歳です。
義弟(以下弟)は亡くなる6ヶ月前には会社の健康診断で異常なしだったそうですが、腎臓の片方が数ヶ月機能していなかった事が、司法解剖でわかりました。
腎臓って2つあるので片方で補ってしまうそうです。
本人の不調はあったはずという医者の話ですが、仕事が忙しい時期でもあり、ただの疲れと思いながら過ごしてしまったようです。
妹から訃報をもらって、最初は弟の親の話と思いました。
だってまだ40才ですよ。
新築したばかりの家があり、保険で残債は無くなるので、残りの住宅ローンを払わなくて大丈夫なんです。
家賃の負担がないって大きいですよね。
弟がかけていた2000万の生命保険もおりました。
妹は仕事もあり、子ども2人の教育費も何とかなるはずでした。
私達兄妹も「経済的には何とかなりそうだ」と安心していたのです。
子ども達が18才になるまで年間100万以上の遺族年金も支給されるのです。
遺族年金の詳細はこちらでどうぞ
>>日本年金機構〜遺族年金
家賃がかからず、2000万と遺族年金があれば生活の立て直しは可能ではないでしょうか。
むしろ恵まれてる方だと思うのです。
スポンサーリンク
10年後は教育費のピークでした
当初、妹は「保険や年金もあるから生活は大丈夫」と言っていました。
でも妹一家の家計は10年後に破綻してしまうのです。
10年後はまさに教育費のピークです。
当時12才と9才だった子ども達は22才と19才で2人とも大学生。
うち1人は家から通わずアパート住まいをしました。
この事を聞いた時、身内は正直「え?」って思ったんですよ。
住まいを別にするって相当な出費です。
義母も「無駄な銭使わんで家から通わせりゃあいいに・・」と心配しておりました。
やはり2人分の教育費と仕送りと生活費で残高の消耗が加速したようです。
前の記事で書きましたが、うちは自営業で収入が不安定です。
その事情を子ども達にも、うすうす感じてもらわないとやっていけません。
小中学生の子どもは親が全面的に守らねばならないけれど、高大学生になったら家の事情を共有させるのも大事だと思っています。
妹は子どもに弱みを見せず、意地をはって生きてきたんでしょうね。
きっと頑張りすぎたんです。
妹は「大丈夫、心配ない」を演じ続け、カードローンも使い始めました。
息子達に親のふところ事情を察するボロッチさを見せなかったんですよ。
だから息子達は普通の大学生活を、普通に過ごしていたのでしょう。
そんなある日、とうとう妹からSOSがきたのです。
つづきます。
>>学費援助のSOS、もう時間がない!
コメント