昭和32年生まれの私が、60才から老齢厚生年金を受給したお話です。
誕生日の3ヶ月前に日本年金機構から、封筒で年金請求書が届きました。
「特別支給の老齢厚生年金」を受け取れるようになるので、請求手続きをしてくださいという内容でした。
特別支給の老齢厚生年金を受給します
受給開始の時期は生まれ年によって違うので複雑です。
支給開始年齢は生まれ年によってずれてゆき、男女でも違ってきます。
そして最終的には老齢厚生年金と老齢基礎年金(国民年金)は、2つが65才で同時支給になるのです。
こちらに詳しく書いています
>>年金受給の開始年齢って男女で違うのをご存知ですか?
ゆうちょ銀行の「年金相談」で書き方を教わりながら、年金請求書を書いてみました。
人それぞれ状況により記入箇所など違ってくるので、最初に私の状況をお話しますね。
自営業妻で国民年金が満額ではない私
【年金加入の推移】
会社勤めを3年半位していました
今回の請求はこの厚生年金保険老齢給付の分です。
↓
出産を機に会社勤めの夫の扶養になる
自分で国民年金に手続きをせず15ヶ月間の未加入の空白時期があります。
今のように「第3号被保険者」の制度がなかったので任意加入しなければならなかったのです。
こちらにも書きました
>>国民年金が満額でない私のしくじり!
↓
夫が会社を辞めて国民年金に加入。
夫の厚生年金加入期間は10年以下です。
特別支給の厚生年金の請求書を記入しました 〈ページごとにご説明します〉
2017年版の年金請求書は19ページの冊子になっていました。
左ページに説明があり、右ページに記入していきます。
本人が記入するのは黄色い囲みの部分です。
ここに載せました画像は、解りやすくするため赤い字に加工しました。
本番は黒のボールペンで記入してくださいね。
赤で書いてはダメですよ!
1ページ〈本人の情報〉
自筆の署名にはハンコは不要。
私の場合、受け取り銀行の「年金相談」で教わりながら記入し、右下に銀行で口座の確認をした印を押してもらった。
金融機関などの印がない場合は通帳の写しが必要。
3ページ〈これまでの加入状況〉
加入したことのある年金に◯を付ける。
打ち込まれた内容は合っていたのでこのまま。
訂正の場合の書き方は、左ページに記載あり。
4ページ〈3ページ以外の加入状況〉
3ページに印字されている以外で、記憶している年金加入期間があれば記入する。
6ページ〈現在の受給状況・雇用保険の加入状況〉
現在年金をもらっていないので「受けていない」に◯
雇用保険はOL時代に加入していたので「はい」に◯
退職から7年以上経過していたら雇用保険被保険者番号は書く必要がなく「ウ」に◯を付けて署名する。
自筆の署名にはハンコは不要。
今まで何の給付も受けていないので「いいえ」に◯
8ページ〈配偶者・子について〉
10ページ〈加給年金〉
私の場合加給年金をもらえる条件を満たさないので記入なし。
配偶者の厚生年金加入期間が20年以上なら加給されます!
こちらに書いています
>>サラリーマンの妻の年金に驚愕!今更ブルー
12ページ〈委任状〉
代理人が手続きするときの委任状なので記入しない。
14ページ〈年金機構独自項目〉
年金番号が2つある方は記入する。
年金手帳が2冊になっている方は確認してください。
このページにあるマイナンバーの記入は不要。
結局は役所側で住基ネットなどと照合確認をしマイナンバーは登録されるそうです。
(最終ページには必ず記入しなければならない箇所があります)
2つの質問に該当しないので「いいえ」に◯
16ページ〈振替加算〉
自筆の署名にはハンコは不要。
※追記:この署名は私の場合書かなくても良かったそうです。
書いてしまっても申請には問題なしだそうです。
年収850万未満なので「はい」に◯
18ページ〈扶養親族申請書〉
捺印する。
今まで何カ所も捺印箇所が出てきましたが、自筆であれば、ハンコを押すのはここ1カ所!
提出年、性別、マイナンバー、提出日、電話番号を記入。
提出日はその日に書くので空欄にしておいた。
手続きに必要な書類等
年金の請求に必要な書類(私の場合)
私が年金の請求時に用意するのは以下のものでした。
年金請求書
認め印(朱肉を使うもの)
住民票(家族全員記載のもの)
→誕生日の前日以降のもの
年金手帳(夫と私の二人分)
基礎年金番号通知
免許証(念のため)
以上です。
感想:年金相談は2カ所行って良かったです
「年金相談」のご案内をゆうちょ銀行と八千代銀行の2カ所から頂きました。
ゆうちょ銀行の年金相談は年金を担当して10年という銀行員さん。
一方、八千代銀行は社会保険労務士さんでした。
今回どちらも1時間程の個別相談でしたが、普通は1カ所で用が済むのかも知れません。
でも私の場合少し複雑な説明になると、解ったような解んないような・・つまり解ってないんです。
今回その解らないところを抱えて、別銀行の年金相談に行きました。
そこで社会保険労務士さんにお会い出来たのはすごく良かったです!
解らなかったこともすっきりしました。
「年金相談」のイベントがありましたら、是非参加されることをお勧めします。
つづきはこちらです
>>年金相談~60才から繰り上げ受給ってどうでしょう?って社労士さんに聞いてみた
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